カテゴライズされることの安心感について

カウンセリング

「あなたはこういう人ですよ」と言われてどう思うかは相手、タイミング、内容によってそれぞれです。ただ、そう言ってもらいたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

例えば、雑誌を買うたびに必ず星占いのページを読む人。星占いで言えば、これだけの多様性のある人がいる世界で、たった12に表現されたもののどこかに当てはまるというのはあり得ないことです。ただ、誰にでも当てはまるようなことを書いておけば、読み取る側が自分の都合によって理解・納得して、モチベーションにつながるのであれば、それはそれで価値があるのかも知れませんね。

例えば、「あなたはこういう性格です。こういう職業があっています。」と指摘してもらうことで、自分の道を決めてもらうことに安心感を得られます。

私も一度ですが占いを見てもらったことがあります。その時は手相、四柱推命、タロットと多岐にわたるツールで占ってもらいました。それらのツールは「ほら、ここに出ていますよ」という証明書のようなもので、さらに信憑性がたかまるというメリットがあると思います。

私自身、占いを信じる方ではありませんが、今にして思えば、誰でもいいから、根拠もなくていいから、自分の進んでいる道を肯定して欲しい、あるいはこちらだと道を標して欲しい、という思いからでした。その占い師の方がとてもやさしくお話ししてくださって、安心したのを覚えています。

占いとカウンセリングとでは、似ている部分もありますがもちろん違うものだと思います。何より、カウンセリングでの「自分に関するカテゴライズ」つまり、自分はこういう人だ、こういう人間だ、という判断は、あくまで人に示してもらうものではなく、カウンセリングの中で自分が気づいていくものだからです。

よって、その根拠となるものは、自分の成育歴であったり、トラウマとなった過去の事実であったりするのですが、それ自体は、その方のみのものであって、唯一無二のものです。決して「タイプA」などと区分けすべきではないと思っています。

カテゴライズするのであれば、自分自身で、過去の自分を根拠(エビデンス)としてカテゴライズして欲しいと思うのです。そしてその上で、自分自身の考え方のくせに気づき、より生きやすい方法を選んでいただきたいと思います。

心理学を学んだ方のご意見では、心理学は「科学」なのだそうです。確かに脳内ホルモンの影響であったり、行動傾向であったり、科学的に割り出すことができる部分もあるということは否定しません。

しかし、その人の悩みはその人だけのもの。私はそう思ってクライアント様のお話しをうかがっています。


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